初診は今から6年ほど前になります。ストレスによる食いしばり・歯軋りがひどく前歯にヒビが入り炎症が起きていました。
ヒビが入っている歯は抜歯が必要ですが、来院されるまで痛みが出てきてから期間が経っていたので左右の歯のサイズに違いが出ていて見た目が悪くなっていました。
患者さんは、機能と審美を満たす治療を望まれたので、インプラント治療とエナメル質を削らないラミネートベニア修復を計画致しました。
インプラント治療ではこの当時、新たに出てきた骨造成テクニックを使用したケースですが、長期経過を辿り今では前歯部で条件さえあえば、このテクニックが一番綺麗に仕上がります。
当医院は積極的に新しい技術、材料を取り入れ臨床に生かしています。
模型上で最終的な仕上がりをワックスを使いチェックしてから仕上げていきます。
レントゲン写真で適合のチェックをし、治療が問題なく進んでいるか確認します。
治療完了して5年ほど経過が経ちました。
今のところ順調に経過を辿っており患者さんにもご満足していただけております。
当医院では健全な歯列の獲得が、歯を長持ちさせる事と直結する事を理解しているので、積極的に矯正治療をすすめております。 そして不幸にも歯を抜かないといけない場合は周囲の歯に負担にならないようにインプラントを積極的に使用いたします。
そして、カリエス治療などではできるだけ神経を取らなくて済むようにMTAセメントなど使用しできるだけ削らないエナメル質を保存した修復治療を勧めます。
その為には、長く患者さんのお口の中をより良い状態を維持する為に、必要な事をお伝えし、一緒に協力し合いながら治療を進めていきます。