ひとえにインプラント治療といっても、手術のタイミングやインプラントの種類、骨造成の有無や必要であればどのような手術を行うかそして、被せ物の固定方法や材質など決定する事は沢山あります。
今回は歯質が薄く虫歯があったり歯が折れていたりなど経年劣化してしまったケースを紹介したいと思います。
レントゲン写真でみるとほとんど歯根しか残っておらず完全に歯が折れた状態でした。
特に後ろから2番目の歯は第一大臼歯といって噛む時に一番力が掛かる歯になります。
実はもう一つ手前に歯も状態が悪くそれほど長く持ちませんとお伝えいたしました。
抜歯前の状態です。 神経を記憶にないくらい前に取りましたとおっしゃっていました。やはり神経のない歯は傷みやすいということを患者さんに理解していただきたいですね。 いくらメンテナンスを行っても経年劣化は避けられません。
まずは抜歯を行い、それと同時に骨造成だけ行いました。
6ヶ月後、抜歯した歯茎や作った骨がしっかり固まったらインプラント埋入手術をします。
今回は条件が良かったので歯茎を切開せずに約5mmほどの直径を開けてインプラント手術をしました。
これをフラップレス手術といいます。
この治療方法は歯茎を切開しないので出血が少なく、術後の痛みも軽く済む事が多いです。
しかし直接骨を見る事が出来ない為、ポジショニングが難しといえます。
上の写真はインプラント埋入の状態ですが、ほとんど出血もありません。
術後のレントゲン写真で6ヶ月前に骨造成した部分も問題なく、インプラントが骨内に位置している事がわかります。
当医院はできるだけ安全で長くお使いになっていただけるよう様々な点に配慮しインプラント治療を行なっております。
費用
インプラント埋入手術 385000円
骨造成（ソケットプリザベーション・ソケットリフト） 132000円
プロビショナル（仮歯） 33000円
ジルコニアクラウン 165000円
治療期間
10ヶ月