虫歯じゃないんだけど歯軋りや食いしばりで年齢とともに削れてしまう事があります。
修復物が入っていない口腔内であれば全体が満遍なく削れてきてバランスは維持されているので問題になることはありませんが、過去に虫歯で削って硬い金属や軟らかいプラスチックが詰められていたり、神経治療を既に受けていたりすると削られるスピードが変わり、問題になります。
修復物の脱離、知覚過敏、歯根破折や歯周病など様々なトラブルの原因になります。
今回のケースは奥歯は歯周病でインプラント治療が必要でしたが、犬歯の形態に問題があってこのままではインプラントや周囲の奥歯に側方力がかかり、歯を失う可能性が高かった為、ラミネートベニアにて形態修正を行い、新たな噛み合わせを構築致しました。
術前の咬頭嵌合位
側方運動時
模型上での側方運動時
模型上でのワックスアップ
完成したe-max製のアディショナルベニア
装着時の咬頭嵌合位
装着時の側方運動時
このように主訴である奥歯の歯周病の悪化の原因が手前の犬歯にあるということをご説明し改善する事が長期的に安定して長持ちする治療につながります。
ラミネートベニア
費用 176000円
術前
試適
術後