治療ゴールの設定には患者さんの年齢含め総合的な視点で決定しています。
精密な基礎資料採取として14枚法デンタルX線、CT、セファロ、口腔内写真、顔貌写真、模型、フェイスボー、CR・ICPバイト採取など行い2週間ほどお時間をいただきます。
今回のケースは診断は不正咬合ではあるが生理的咬合と判断し、患者さんが持っている今の顎位を変えずに治療を進めることに致しました。
治療目標が決まれば、効率良い治療手順で治療中の不自由な期間をできるだけ短くなるように配慮しております。
術前の正面観
模型診断
咬合器で顎位診断
術後の正面観
歯科医師としてテクニックという様々な引き出しを持っていることは大切です。しかしその技術を正しいタイミングで使う為の診断が一番大切だと考えます。
当医院は診断に時間をかけ治療前のコンサルテーションにレポート20枚ほどで患者さんに説明させていただいております。