私用の為、7月18日(火)は休診となります。
通院中の患者さんにはご迷惑をおかけいたしすが、どうぞよろしくお願いいたします。
上の奥歯にインプラント治療をする際、当医院で過去行った症例の内、80パーセント異常は副鼻腔に対する垂直的骨造成が必要になっております。
その中でも特に骨造成の範囲が広い場合はある程度の大きな侵襲を与えて外科処置をしなければいけません。
近年、10mmを超える骨造成に対しての低侵襲な外科処置がクローズアップされてきており、当然患者サイドにとっても治療期間の短縮、処置後の副作用の軽減、費用を抑える事などメリットがあります。
しかし、デメリットとして当然小さい傷口から広範囲の骨造成をするわけなので、難しい手技になると思います。
下の症例は根尖病巣が副鼻腔まで波及していました。
その為、抜歯後のCT撮影を行うと、副鼻腔全体に粘膜の肥厚があり、患者さんも鼻詰まりや前頭部の鈍痛、悪臭などの典型的な副鼻腔炎症状を訴えていました。
そこで術後抗生物質の投与を行いながら、日常生活での注意点をお伝えし、約2ヶ月ほどで炎症が完治しました。
その後、骨造成を伴いながらインプラント埋入を終えることができました。
上記の症例にかかる費用
インプラント手術 385000円
ソケットリフト 165000円
PR(インプラントスクリュー固定) 33000円
ジルコニアクラウン 176000円
当医院ではカウンセリングを重視し、患者さんの希望を汲みながら医学的に妥当性のある治療を勧めています。
必ず、事前にお見積もりを書面でお渡しします。
その上で、ゆっくり家族の方とご相談の上、納得した歯科治療をお受けになっていただければ幸いです。