全ての歯、ほぼ全ての歯が欠損している方のインプラント治療の紹介。
インプラントに被せ物を固定するには代表的な2つの方法がありました。それはセメントとネジ(スクリュー)で維持させるやり方です。この2つにはそれぞれの利点欠点があり、特に欠点を挙げると長期的にトラブルが出た時に対応しにくいという問題がありました。
セメントやスクリューは欠損本数が多いほど、インプラントの被せ物を除去する手間とリスクが大きくなるからです。
上の写真では、全てセメントで固定しています。
症例では、可能な限りの骨の再生と歯肉のマネージメントをおこない、ジルコニア製の上部構造で汚れの付きにくい状態に仕上げています。その一方で、年数を経てインプラント周辺部の炎症などのトラブルが出た際に、インプラントの上に取り付けている被せ物を容易に取る事が出来ません。その結果、炎症が進行するリスクが高くなります。
そこでこの2つの固定方法の欠点を補いメンテナンスしやすい方法として開発されたインプラントの被せ物を固定する技術が、AGCというセメントもネジも使わず固定する方法です。これはとても画期的なやり方で、術者側の判断でいつでもインプラントの被せ物を簡単に取る事が出来ます。
①外れる落ちる心配せずに硬い食事もなんでも食べれる。
②メンテナンスが容易で直接インプラント周囲の掃除ができる。
③同じ構造の仮の歯が医院に保管されているので修理する際に歯がない期間がない。
①適応症がある。
②他の構造体に比べて技工代がかかる。
材料代金や技工代金などのコストは通常の固定法よりもかかりますが、ベストな選択を長期的にして頂くにはAGCでインプラントの被せ物を作成するというのがより良い方法と言えるでしょう。
インプラントの本数が増えると将来的に周辺部分に炎症が発生する可能性が出てきます。定期的に歯科医院で受けるメンテナンスの際に術者側の簡単な操作で被せ物を外してお掃除する事が出来ていれば、無用なトラブルの多くは防ぐ事が出来るようになります。
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