神経を残して治療をしたい方
神経を残せる可能性があるのなら
歯の神経を残せる可能性があるのであれば、出来る限り最善の方法で理にかなった治療を受ける事をお薦め致します。当院では「ラバーダム」を用いた虫歯治療をおこない、「MTAセメント」を用いた歯髄保存療法をおこなっております。
※歯髄保存療法をご希望の方は、必ずページ最後までお読み下さい。
ラバーダムを用いたカリエス(虫歯)治療
ラバーダムとは
ラバーダムとは、写真のようなゴム製のシートの事です。
唾液の中に含まれた細菌が治療箇所の感染しないように、ゴム製のシートで患部以外を覆って防湿保護します。日本においてはこのラバーダムの使用率が5%と低いのですが、当院では積極的に用いています。
ラバーダム使用のメリット
- 患部に細菌を含んだ唾液などが流れ込まないので感染を起こしにくい。
- 再治療の可能性を減らす事が出来る。
- 治療後の状態がラバーダムを用いた方が良くなりやすい。
ラバーダム・カリエス(虫歯)検知器の料金
¥22,000
その後のMTAセメント、修復治療の費用は別途頂戴いたします。
MTAセメントとは
MTA(Mineral Trioxide Aggregate)セメントとは、歯に含まれるカルシウムを主成分とした歯科治療で用いられるセメント剤です。MTAセメントを用いる事で得られるメリットは以下の通り。
MTAセメント使用のメリット
- 歯の神経にまで達した虫歯でも、神経を取らずに処置出来る可能性が高まる。
- 重度の虫歯や根管治療時に、根管壁に空いた穴を塞ぐ事が出来る。
- 歯根端切除術後の歯根部の封鎖に用いる事で無菌化しやすくなる。
- 外傷や根管治療時に発生した歯根のヒビや破折をMTAセメントで修復する事が出来る。
- 高い殺菌能力を活かして、根管治療の際の根管充填に用いる事で菌の繁殖を抑える事が出来る。
歯髄保存療法(MTAセメント使用)
術前 |
カリエス除去の途中、露髄した状態。この状態で次亜塩素酸ナトリウムで消毒を行い、出血がなければMTAセメントにて覆髄。 |
術中 |
無菌的に処置を行う事が大切。MTAセメントにて神経保存療法を行っている。 |
術後 |
最終的にダイレクトボンディングにて修復処置を完了。 |
治療回数と費用
治療回数:2回 (1回あたり60分)
治療費用:¥143,000(クランプ、デンタルエックス線、CT、コア、投薬)
リスク
術後数日弱い痛みを感じますが1週間から2週間ほどで消えます。
しかし必ず神経を保存できる保証はございません。痛みが取れない場合は神経処置が必要になりますが、その場合の返金は致しかねますのでご納得の上で治療を選択して下さい。
歯髄保存療法後の保証について
歯髄保存療法後の保証期間:なし
- MTAセメントによる歯髄保存療法は必ず成功するわけではありません。臨床上、神経の感染が疑われる場合は抜髄処置を行います。その際、神経保存療法の費用の返金は致しません。また、その後の抜髄処置は自由診療となります。
- 多少の不快症状(冷温痛・打診痛など)が残る場合があります。
- 治療が始まり、一度支払われた治療費はいかなる理由があっても払い戻しはできません。
- 新たにできた虫歯が原因で再治療になった場合は保証の限りではありません。
- 他の歯科医院で再治療や抜歯などを受けた場合はそれ以降の保証は致しません。
- 歯周病処置は別途費用がかかります。
- 歯髄保存療法以外が原因で痛みが出ている場合は相談料、処置をした場合は処置料がかかります。
- 歯髄保存療法後にコア(土台)を入れなければ、保証の対象になりません。
- 治療終了後の検診は検診費用がかかります。
- 検診を受けるか受けないかは自己管理になりますが、受診することをお勧め致します。検診の案内や催促は当医院からする事はありません。
- 以後、他の部位の根管治療を受ける場合も同様の保証内容が当てはまるので承諾書は省略します。保証内容に変更点があった場合は再度変更点を提示し承諾いただきます。
上記の保証条件をご承諾の上、治療をご検討ください。
診療時間 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
日・祝 |
9:00
~13:00 |
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9:00~13:00 |
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15:00~19:00 |
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15:00~17:00 |
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歯科医師会、大学、学会、他医院への出張、セミナーなどで休診になる場合がございます